農業用炭酸ガス

農業用炭酸ガス施用システムとは?

作物が成長するために必要な栄養分は、でんぷんや糖分です。 この栄養分を作物は①太陽光②空気中の二酸化炭素(炭酸ガス)③根から吸収した水の3つを使って自ら緑葉体で作り出しています(光合成)。この3つの内の1つでも欠けると、成長するための栄養分を作り出すことが困難になり、成長・発育が遅れてしまいます。

大気中には約400ppm程度の炭酸ガスが含まれています。 しかし、ハウス栽培では作物の光合成により、ハウス内の炭酸ガス濃度がどんどん低下していきます。 そのハウス内の炭酸ガス濃度を測定し、不足した炭酸ガスを自動で補う装置が農業用炭酸ガス施用システムです。

弊社では、施用システムの施工からガスの供給・アフターケアまで、生産者様にご満足いただけるよう取り組んでおります。

特長

① 稼働時間・炭酸濃度設定
設備を稼働させる時間帯とハウス内の炭酸ガス濃度を生産者様の希望する数値に詳細に設定することが可能です。
また、炭酸ガス濃度を時間毎に設定変更することも可能です。
 
② 測定
環境測定機器を使って、温度・湿度・飽差・照度・地温等の環境要素を1分間隔で測定します。
 
③ 環境変化の表示
測定した数値をグラフで表示し、実際の環境変化が目で確認できます。
 
④ 記録
測定したデータをUSBに記録しておけます。
 
⑤ 算出
測定したデータにより、平均気温・積算気温等の算出が可能です。
 
⑥ 比較
過去のデータを同時に表示し、比較することも可能です。

Q & A

Q炭酸ガスは設定時間が来ると流れるのですか?
A違います。 設定した稼働時間内にハウス内の炭酸ガス濃度が設定下限を下回ると炭酸ガスが自動で流れ出し、設定上限に達すると炭酸ガスは自動で止まります。また、時間毎に濃度の設定変更も可能です。 濃度で管理しているため、必要な時に必要な分だけ炭酸ガスが流れ、非常に効率的かつ経済的です。
Qハウスの大きさに制限はありますか?
A1つの設備で最大約30aを目安にしておりますが、事前に機器の設置場所等の現地確認が必要です。
Q施工するにあたり、何か必要なものはありますか?
A生産者様にご用意していただくのは、100Vの電源とパソコンのみです。
Q施工するのにどれくらいの期間がかかりますか?
A環境や広さ、施工方法により異なりますが、施工期間は2~3日が基本になります。
Qガスがなくなったときはどうすればいいですか?
A制御盤のアラームによりお知らせいたします。 アラームを停止し、現在使用中の容器を閉めていただき、予備側の容器を開けていただければ復旧いたします。 切り替わった旨を、弊社又は弊社営業担当者にご連絡いただければ、空容器の回収交換に伺います。

お問い合わせは、
株式会社 ユミヤマ 本社:(024)555-6811まで
お気軽に御相談下さい。

導入後の生産者様の声

※生産者様個人の感想であり、効果を保証するものではございません。

  • 環境測定データを見て確認すると、今まで考えていた事とは異なり、間違った管理をしていた事に気付いた。
  • ハウス内環境の問題点が分かった。
  • 換気する時間帯が変わった。
  • 積算気温を見る事で、収穫の目安が予想できるようになった。
  • 湿度や飽差の管理により、病気の発生が減少した。